伊那市で７日、第２４回全国トイレシンポジウムが２日間の日程で始まった。初日は県内外から約３００人が参加し、市生涯学習センターで開催。登山家田部井淳子さんの講演や分科会を通じ、自然観光地のトイレの在り方などを考えた。 世界７大陸の最高峰を極めた田部井さんは、長年、山の自然環境の保護や清掃活動に関わっている。エベレストでは２０００年までの登山で「１０４万リットルのし尿が氷河に流れた」と深刻さを指摘。登山者による排せつ物の持ち帰りを促進するには、排せつ物を家まで持ち帰るのでなく、下山後すぐ処理できる箱の設置が増えることを期待した。
Nagano Nippo

【うるま】長寿県沖縄の復活に向けた切り札にしようと、財団法人おきなわ健康長寿研究開発センター付属「おきなわ未病ケアセンター」（齊藤泰院長）の開設式典が３日、うるま市江洲の同センターで行われた。「病気をつくらない医療」をコンセプトに、放置しておくと確実に発病する状態の人をＭＲＩなどの先進医療機器を駆使して早期発見に努めるとともに、フィットネスやスパなどを取り入れた健康増進ゾーンも併設。生活習慣病の予防を全方位でサポートする県内最大規模の総合医療施設として５日から業務を開始する。
The Okinawa Times - Japanese ed.